[Opinions]ユーザの行動パターンを知り、直観的なUIを

すぐれたUIの重要性

WEBサイト制作、アプリケーション開発を通して、UIの重要性とそのむずかしさを認識することが非常に多い。
すぐれたUIとは「凝った画面」を指すのではなく「極限までシンプル」を指し、操作方法について「たくさんの説明」ではなく、「説明なしで直観的な操作」が世間的にスタンダードになっている。
Appleの製品がその極限をつきつめていった最終形となりつつある。iPhoneの操作を知らない人でも、説明書なしで操作を直感的にできてしまうのは周知の事実だろう。

それは、以下の原則に基づいているからでは?
・より一般的な操作の組み合わせで成り立つ
→タップやフリック
・画面構成が一般的
→タブやアイコン
・画面遷移が一般的
→タブ遷移、タップするとぎゅぎゅぎゅって画面いっぱいに広がる、ピンチインで拡大、ピンチアウトで縮小
・(暗黙的な)誘導
→ページコントロール(iPhoneのHOME画面下部にある何ページかを示すアイテム)

人間の行動パターン

①安全な探索(Safe Exploration)
②即座の喜び(Instant Gratification
③最小限での充足(Satisficting)
④途中での方針変更(Changes in Midstream)
⑤回答の先送り(Deferred Choices)
⑥少しずつの組み立て(Incremental Construction)
⑦習慣化(Habituation)
⑧空間的な記憶(Spatial Memory)
⑨展望的な記憶(Prospective Memory)
⑩繰り返しの効率化(Streamlined Repetition)
⑪キーボードのみ(Keyboard Only)
⑫他者のアドバイス(Other People’s Advice)

上記12のポイントがデザイナーして意識しておきたい、ユーザの行動パターンである。
デザイニング・インターフェース(オライリージャパンより)
その一部を紹介する。

即座の喜び、回答の先送り

あるサービスを利用したいとき、恐らくメールアドレス等の情報を入力してユーザ登録をする必要がある。例えば、Facebook
この登録画面はよくできていて、登録する敷居が非常に低かったのを覚えているだろうか。
登録時の入力項目は
①姓
②名
③メールアドレス
④メールアドレス(再入力)
⑤パスワード
⑥性別
⑦誕生日

面倒な情報(大学・趣味etc…)は後から入力すればよいというスタンスである。
Twitterは極限まで入力項目が少なく
①名前
②メールアドレス
③パスワード

だけだ。

逆にOracle.comのアカウントを作成するためには
①Eメール
②パスワード
③パスワード(確認)
④名(漢字)
⑤名(ローマ字)
⑥姓(漢字)
⑦姓(ローマ字)
⑧部署名/役職名
⑨希望する言語
⑩業種
⑪役職
⑫職種
⑬国(会社)
⑭会社名称
⑮会社住所
⑯郵便番号(会社)
⑰電話番号(会社)
.
.
.

必須入力項目だけあげても20強はあり、入力している途中で登録を断念してしまいそうだ。。。

習慣化

どんなアプリケーションでも、Aという動作を行うとBという処理が走るだろうなという習慣に基づいて動くということ。
あるアプリケーションを操作していて、途中まで操作した状態を保持したいなと考えたとき恐らく人は「Ctrl + S」を押すだろう。
ブラウジングを行っていて、モーダルダイアログが上がってきたら、「OK」を選択するために「Enter」を押すだろう。
これは習慣に基づいて人間が行動するというパターンなのだ。

途中での方針変更

画面Aで入力を行い、次画面の画面Bで入力していた途中に「やっぱり違うな」と思い画面Aに戻った時、入力されていた項目がすべて消えていたらどう思うだろうか。恐らく「Bitch」だろう。そういうことである。

キーボードのみ

自分も仕事をしているとそうなのだが、ほとんどキーボードのみですべての作業を行う。より、テッキー気質な人はキーボードですべての操作をしたがる。(Mac を使うときはトラックパッドを多様しますが、、、)

最後に

ユーザの基本的な行動パターンを押さえておくことで、これから作成しようとするWEBサービス・スマホアプリケーションの完成度が変ってくる。どうすれば、人はそのデザインやボタンの配置を美しいと思うのか、プロトタイプを作っていろんな人に使ってもらって、フィードバックをもらいながら素晴らしいサービス・アプリを創ろうではないか。

[Opinion]AKB48と仕事

初めてかもしれないが、ちょっとテクニカルや本の話題ではないことについてみて書いてみる。

できる人とできない人

一般的にある物事に対して「できる人」・「普通の人」・「できない人」に分類すると比率は2:6:2らしい。
就職活動をしていてばかばか内定をとってくる人・がんばってとってくる人・何をやってもとれない人。仕事をしていて、ばりばり働いて上を追い抜いていく人・それなりに働く人・社内ニート。

仕事の話をするとある企業の売り上げはほとんど上位の人間が稼ぎだしており、上の人間の企業における重要性は増しているとともに、往々にしてできる人はヘッドハンティングにかかり易く、起業し易い。
ある企業Aを考えたとき、「上位2割の人間がすべて入れ替わる」ことと「その他の8割の人間がすべて入れ替わる」ことの売り上げに対するインパクトは前者のほうが大きい。

AKB48もそうなのか

ネットですぐデータが拾えた2011年度総選挙の結果で分析してみた。

2011 AKB48 投票結果
順位 名前 投票数
1 前田敦子 139,892票
2 大島優子 122,843票
3 柏木由紀 74,252票
4 篠田麻里子 60,539票
5 渡辺麻友 59,118票
6 小島陽菜 52,920票
7 高橋みなみ 52,790票
8 板野友美 50,403票
9 指原莉乃 45,227票
10 松井玲奈 36,929票
11 宮澤佐江 33,500票
12 高城亜樹 31,009票
13 北原里英 27,957票
14 松井珠理奈 27,804票
15 峯岸みなみ 26,070票
16 河西智美 22,857票
17 秋元才加 17,154票
18 佐藤亜美菜 16,574票
19 横山由依 16,455票
20 増田有華 14,137票
21 倉持明日香 12,387票
22 梅田彩佳 11,860票
23 高柳明音 11,674票
24 仲川遥香 10,854票
25 多田愛佳 9,910票
26 平嶋夏海 9,742票
27 宮崎美穂 9,271票
28 山本彩 8,697票
29 大家志津香 7,264票
30 大矢真那 6,660票
31 仁藤萌乃 6,288票
32 小森美果 6,120票
33 秦佐和子 6,117票
34 佐藤すみれ 5,438票
35 大場美奈 5,411票
36 須田亜香里 5,343票
37 前田亜美 5,220票
38 松井咲子 5,020票
39 市川美織 4,928票
40 藤江れいな 4,698票

全部で40位(表示上40位なのかな?)まで出ていたのでそれを表にしたのが上の表である。ちなみに1〜40位までの投票合計は1,081,332票だった。

企業でいうところの売上に当たる部分がAKBでは≒投票数と考えることができるので、上位2割(8人)の投票数・中間6割(24人)・下位2割(8人)の投票数の全体に占める割合を求めると、

ランク別投票率
ランク ランクに占める投票率
できる人 56.67%
ふつうの人 39.43%
できない人 3.90%

投票比率以上に彼女たちの仕事ぶりをみると上位8人のAKB以外の仕事(CM・女優etc…)は「できる人」に偏っているのは明らかで、売上ベースだとその比率やとんでもなくなるだろう。

結局何が言いたかったかというと、仕事でもスポーツでもやるからには上位2割の「デキルやつ」になろうということだ。AKBはあいにく戦うフィールドを変えることができないが、基本的には転職を始め、戦うフィールドの選択肢は我々にある。